Choose your life, choose your future.

クソガールが綴るグラスゴー建築留学記。

隔離生活。

帰国してからの自己隔離生活も、今日で8日目。

率直な感想はと言うと、「なんかよくわからん」っていう感じですね本当。笑

テレビ観たり、勉強したり、スマホみたり、なんか落書きしたり、Netflix観たり、、、、、

まあそれだけ書くといつもの自分の生活と一緒だな。。。

元々友達少ないし、しょっちゅう人に会ったりしないインドア野郎だけど、

「誰にも会うな」「外に一歩も出るな」と言われると意外と長い2週間。

 

昨日の早朝、ゴミ出しの為に10mぐらい先のゴミ捨て場まで歩いたんですが、

5時前でまだ薄暗かったけど、「外だあ〜〜〜〜〜〜!!!!!」ってなりました。

外の空気激うまい!!!空って超高い!!!!今解き放たれたらハイジみたいになるぞ!! 

一応、外出禁止「要請」なので、別に昼間でも一瞬外出るぐらいは本来大丈夫だと思うんですけどね、

買い物行ったり人と話したりしなければ。

でも滞在先は普通の住宅街なので隣の家もめちゃくちゃ近いし、

多分小さい子どももいる地域っぽいから周囲を変に不安にさせたくないってのもあり、

めちゃくちゃひっそりと生きてます。

 

 

 

宿自体は本当になんでもあるし、普通に家っていう感じでめちゃくちゃ居心地が良いです。

外にさえ自由に出ていいならずっと住んでもいいよっていうぐらい、一軒家だし。

帰国を決断したタイミングと運だな、と思うけど本当に恵まれてる、、、。

インスタント食にはとにかく飽きてきたけど、贅沢言ってられない。

ワンルームのホテルに缶詰の人も居るんだから、と思うと我慢しないとですね。

(私が泊まってる宿、この前見たら4月末までに2週間の予約が2件入ってたけど、

2日前に見たらなくなってました。多分帰国者とわかって断ったんじゃないかと。。。

だから今追い出されてないだけでも相当ラッキーだなと思います。肩身狭い。。。)

 

私の知る限りでは、今は空港検疫に自衛隊が参入して、

「入国制限の対象国」からの帰国者は全員PCR検査を受け、

検査結果待ちの間は政府手配のホテルにバスで誘導されてるみたいですね。

一見大幅に改善されたように見えるけど、実情はまだ問題山積みっぽい。

検疫待ちの7−8時間、Social-Distancingもクソもない状態で

「前に詰めてくださーい」と指示されるような状況だそうで、、、、

毛布一枚で換気の為冷え込んだ会議室に詰め込まれて一晩待たされたりと、

それ本当に日本の話ですか?って耳を疑うような状態で。

本当、何も考えずこの時期に旅行行っちゃった浅はかな人はともかく、

不安な中決断して帰ってきた帰国者がさすがに気の毒すぎないか、自分で言うのもなんだけど。。

指示系統が機能してないのもあるんだろうけど、多分体制を整えるにも全然人手が足りてないんじゃないだろうか。

 

 

 

帰国者=感染者の確率が高いってどうしても見られるし、

外に出れない分テレビを通して見る久々に帰ってきた日本は平和ボケしすぎてて逆に怖かったし、

帰国してなんかオオカミ少年?にでもなった気分になってる帰国者いっぱいいると思う。

危ないよ、良くないよって叫んでも全然届かないというか、

「みんなが怖がってない」って超こえーよ!!!!!!っていう。

志村けんの訃報に日本中がめっちゃくちゃ驚いてる状況とか見ると、

どれだけ海外の深刻な映像流してもやっぱどこか遠い場所での出来事、て感じだったんだろうなあとか。

インタビューで外出自粛に「今更遅い」って言ってる若者とか

ウイルス相手に痴話喧嘩みたいな返しするっていうもう異次元の感覚でゾッとしました。。。

(もちろん、メディアがそういう風潮なだけで、ちゃんと現実を見てる人もいっぱいいるのはわかってます)

コロナウイルスちょっと軽く見てる風潮も、感染者が毎日増えてく数字も、

ロックダウンの噂が流れるのも、それによる買い占めが起きるのもまるっとまとめてデジャヴで、

最初の3日ぐらいテレビ観てるとなんかよくわからない感情で気分悪くなった。

 

 

 

 

で、これは精神的に良くないぞ!と思った矢先に(本当暗いことばっか書いててすいません)

在英大使館から自己隔離生活における心の健康に関するアドバイスメールが届いた。

①規則正しい生活をする

②コロナ関連の情報から離れる時間を意識的にとる

③意識的に家族以外の誰かとの接点をとる

 

①に関してはもうてんでダメで、時差ボケ治らなすぎて生活リズムはゴミです。笑

起きてようとしてもずっと21時の壁が越えられず、20時には吸い込まれるように布団に潜る日々。。。

昨日の夜初めて23時まで起きてたけど朝は4時半ぐらいに目が覚める。

やっぱり太陽の光を浴びないと体が変になってんのかな、

と思ったけどよく考えたらイギリスいた時も言うほど太陽の光なんて浴びてないわ。。。

③は隔離云々の前に苦手だから置いといて、②を実践したらめちゃくちゃ効果的でした。

とりあえず私はバラエティ観てラジオ聴いてヘラヘラしてたらしぶとく生きていけるなって(単純)。

あとは親友が送ってくれる1歳ちょっとの息子の「何も起きない動画シリーズ」と実家の犬猫の写真に癒されてます。

 

 

おかげで精神力も回復してきて、

ワイドショーとか観てて、は?いい加減にしろよって思うような場面に遭遇しても

フシューーーーッてなんか謎の呼吸法みたいなんでスーって怒りを受け流せるようになってきましたよ。笑

現実から目を背けるんじゃなくて、感情とうまく付き合いながら向き合うのが大事だなと。

 

 

 

 

 

あとTwitterやってると本当ワイドショーなんかより有益でタイムリーな情報にいっぱい出会えますね。(もちろん精査は必要だけど)

気分的には私がこの世で今一番暇だから、暇人が集めた限りの予防対策書いときます。

 

・基本ルールとして他人とは2mの間隔を開ける(Social-Distancing)

・ウイルスが生存できる時間は物質によって異なる:プラスチックとかだと2−3日。だから出かける時は、スーパーのカゴ、ドアノブ、ATM、小銭、全てのものにウイルスが付いてる「可能性」があると考えた方がいい。なので手洗いが大事。

・一番汚いのはスマホなので手洗う時にスマホも除菌する。

・外出先から帰ったら上着や鞄は極力部屋の中に持ち込まないこと。

・お風呂は外出前じゃなく寝る前に入ること。

・野菜も誰が触ってるかわからないので、使う前によく洗う。

・マイクロ飛沫っていう目に見えない小さな粒子は数時間空気中に漂うらしいので、屋外だとしても喋ってる人の風下は避けよう。

・誰かと外食するとしても、食べる最中は喋らないこと。相手に向かって喋ることで飛沫感染のリスクが高まる。

 

 

ぐらいですかね。。。結構疲れるっちゃ疲れるけど、地道な努力で身を守るのなら日本人は得意なんじゃないかって思う。

あと私は3月初めのイギリスで既に、スタバとかカップの口めちゃめちゃ除菌してから飲んでました。

(すごい嫌なやつっぽいから店出てからやってた)

玄関で靴を脱いでから家に上がる、ていう文化も日本人を守ってくれてる気がしますよね。

だいぶ前にテレビで和牛の水田さん(潔癖症)が

「鞄を机の上に置く人が許せない。鞄は電車とかで床に触れてたりするから。

そして人は公共のトイレとかに行った靴で電車とか建物の中歩くでしょ。つまり全ての床はトイレの延長線上なんです。」

って言っててめちゃ面白かったし激しく共感した。。。

海外の人なんて鞄を机に置くどころか靴履いたまま椅子の上に立つわ机の上にも座るからね、

もはや全ての「面」はトイレの延長線上ですよ。。。。笑

 

 

日本人はきっと世界のどの国よりも真面目でルールを守るから、

トップの人にはそれを無駄にしないように「明確に、整然と」必要な指示を出して欲しいですよね、本当に。

会見とか見てると、もういいから箇条書きのリストで出してくれ!って思う。(箇条書き大好き人間です私)

みなさま方には、〇〇していただきたく存じます、とかうだうだ言ってんじゃねーぞって思うわ本当。

これ、〜て思うとか書いてますけど、実際テレビに向かってめちゃくちゃ喋ってますからね。笑

テレビみながらヤジ飛ばしてる自分たまにふと俯瞰するとほんとキモくて笑っちゃうわ、もういいけどさ!

 

 

 

 

 

何はともあれ、このまま何も起こらなければ、8日の便で羽田から福岡に帰る予定です。

大分の実家に帰りたかったけど、万が一を考えてもうしばらく福岡で1人で過ごすことにしました。

犬猫にも家族にも友達にも会いたいけど、今の時期はしょうがないですね。

というか帰国後の2週間隔離で一旦クリアになったところで、

また羽田から飛行機乗って移動することでゼロじゃなくなるなあとか考えだすと本当キリがなくなりますね。

ちなみに私はスマホの充電ずっと100%でいたいタイプです。。。。(知らんがな)

 

 

 

 

そして今日、外務省がイギリスの感染症危険レベルを3に引き上げました。

私のいたグラスゴーも感染者450人、イギリス全体では2万2千人を超えて、

散々両親にも「来ても案内する場所がない」とかふざけてディスってたけど

やっぱり、この状況は辛いです。

先日、無理言ってお願いして図書館の本を自宅に送らせてもらったスタッフの人から

「無事本が届いたよ、図書館がまた開館したら返しておくね。あなたとあなたの家族みんなが無事でありますように」ってメールが来て

今日は担当してもらってた学科の先生から

「無事に日本に帰れたみたいで良かった。休学明けの困難やイレギュラーな状況も乗り越えるどころか、

君の成果物も建築に向き合う姿勢も素晴らしかった。君は素晴らしい生徒だ。ぜひ大学院に戻っておいで!」と連絡が来て、

なんかものすごい泣けてきて一人で慌ててしまった。

ちゃんとお礼も言いたかったし、最後に街も見たかったし、欲を言えばスコッチウイスキーの味を覚えて帰りたかったなあ。

急に全部が終わっちゃったの、思ってたより悲しかったんだな自分って今更実感しました。

 

 

悔しいし悲しいけど、こればっかりは。

残り7日も、ほどよくヘラヘラして過ごします。

みなさんも(東京だけじゃなく、大分でも)十分お気をつけください。