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Choose your life, choose your future.

クソガールが綴るグラスゴー建築留学記。

1日目 グラスゴーからミラノへ

こんばんは。

もう2月ですね。早いなあ。

今年ももうあっと言う間に終わるんやろうな〜。(さすがに早い

 

 

 

先日いつも行くスーパーに食材の買い出しに行ったら立派なチョコレートコーナーが設置されていて、

一人興奮してちょっと良いやつ買いました。ベルギーの。

その翌日にバナナマンのラジオ聴いたらもうすぐバレンタインって話しててハッとしました。

ただのチョコフェアだと思ってた。

よく考えたらなんだよただのチョコフェアって。突然何を推すんだよ。笑

でも美味しかったから年中やってほしいです、チョコフェア。

 

 

いつもラジオを聴いてるおかげで過激な節分の雰囲気味わえたり、

バレンタインの存在に気付けたり、

日本の季節感を感じながら日々を過ごせてます。

ひとりでいると本当にラジオがあってよかったなあと思います。

ラジオがなかったら多分私こんなに前向いて生きてられません。笑

そしてラジオのおかげで(?)芸能ゴシップには異常に詳しいです。

本気で行きたかったなあ、矢作センス展。

 

 

 

 

大好きなラジオの話になると何万字でも書けちゃうのでここらでストップして。

建築史シリーズ、サラッとやるつもりが全然サラッといかず、

思ったより時間がかかりそうなので同時進行でやってみることにしました。

すでに少し薄れかけている記憶をたどりながら書いていこうと思います!!!

 

 

 

 

 

 

1日目 (2016.12.26 Mon)

 

いよいよイタリアへの旅が始まります。

兄が来れなくなったりなんやかんやあって結局一睡もせず出発。

なんで旅行の時って謎に徹夜とかしちゃうんでしょうねえ。

絶対普通に寝たほうがいいのにねえ。笑

朝9時にグラスゴー国際空港発の飛行機に乗って、

ロンドンヒースロー空港を経由してミラノリナーテ空港へ。

 

 

家を出た時はまだ真っ暗。人っ子一人いません。

うっすら雪が降ってた。

シャトルバスに乗って、約15分で空港へ。

早く着きすぎてスタバでオシャレに朝食をキメるも、

カピカピで変な味のパン。全然美味しくなかった。

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ロンドンの乗り継ぎで時間が空いたので、のんびりランチビール。

ひとりだろうとふたりだろうと、食事とお酒を楽しまなきゃ旅は始まりません。

それにしてもでっけーなあ、この揚げもの的なやつ。

カニ的ななにかの揚げたボールやったような気がするけど、

こうやって見るとサーターアンダギーにしか見えない。

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 飛行機からの眺め。ちなみにイギリスとイタリアの時差は1時間!

ロンドンでの乗り継ぎを含めても7時間で着きました。

ほぼ爆睡していてこの写真を撮った記憶がない。

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ミラノ リナーテ空港に到着して、荷物を待っていると、、、

「ん?なんだこの既視感。」と思ってよく考えたら

何年か前に仕事で来た時もリナーテ空港に着いたのを思い出した。

預けてたプレゼン模型がロスして色々大変だったなあと懐かしくなりました。

そんなこんなで今回は無事荷物を受け取って、まず一番最初にしたこと。

それは、、、、

 

 

 

フリーSIMをゲットすること!!!!!

知らない土地ではネットがないことには始まりませんからね。

事前に調査済みの空港内のショップへ直行。

私は今日本のアップルストアで買ったSIMフリーiPhoneを使っているので、

イタリアのプリペイドSIMを買って入れればその場ですぐ使えるようになるわけです。

いやはや便利な世の中になったもんだなあ〜。

 

ショップのおじさんに「プリペイドSIMカードほしいんですけど」と言うと、

どれがいい?とギガ数、価格を書いた表をくれて、じゃ、これで!(英語通じた)と伝えると、

iPadでちゃっちゃっといろんな手続きをやってくれ、

「は〜い、お待ち!」て感じでSIMを入れ直してくれてすぐ使えるようになりました。

もうなんかファストフード買うぐらいのノリでできるから感動。

ちなみに私が使ったのはイタリア大手の'TIM'っていう会社です。

地下に入ったりしない限り、電波入らないってことは一切なく快適でした。

 

 

いざ、市内へ移動!とバスの乗り場を探す。

ここへ来て気づく。「意外と英語書いてねえ!!!!」

ただイタリア語は英語に結構近い部分もあるので、一応なんとなく雰囲気はわかる。

バス乗り場は発見したけど目的地であるミラノ中央駅に行くのかどうかわからず、

運転手のおじさんに聞いてみたけど、

なんかいっぱいイタリア語で言われて完全に「???」状態になるも、

'Stazione Centrale ???'(=中央駅)とだけゴリ推しして、

「おう乗れ乗れ!」と言われた(多分そう言ってた)ので信じて乗車。

イタリアはほんっとにおじさんが優しい。

ただ優しすぎてニッコニコしながらすっげーイタリア語で喋るので何言ってるかわからん。笑

そんなところも愛くるしいのがイタリアおじさん。

 

 

 

バスはもう勘弁してくれよってくらいぶっ飛ばすので怖かったけど、

どうにか無事にミラノ中央駅に到着。

中央駅はユーロ間を移動する電車も発着していて、超でかいです。そしてオシャレ。

がしかし写真1枚も撮ってなかった。。。

ホテルに着いたのは17時すぎ。(ホテルも撮り忘れたのでネットから拝借。。。

フロントのお兄さんに「2人で予約したけど、1人です」と言うと

すごく申し訳なさそうな顔をされた。笑

よく考えたら苗字一緒だしなあ、別れた夫婦かと思われても不思議はない。

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この日、どうしても行きたい場所があった私は荷物を降ろすや否や即行再出発。

なにしろ翌日は休館日で、この日も19時閉館だったので時間がなかった。

地下鉄を2本乗り換えて、本当にここで合ってんのか?と思うほどの

殺伐とした景色の中歩く事10数分。。。

 

 

おおお、見えてきた見えてきた!!!!!

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うおおおおお!合ってた!!!!

これこれ!!!FONDAZIONE PRADA!!(読めない)

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FONDAZIONE PRADAとは日本語でプラダ財団美術館のこと。

2015年にオープンしたばかりの激アツスポットなのです。

設計はオランダの建築家レム・コールハース率いるOMA。

1910年に建設された蒸留所を改装+増設して作られたそうです。

OMAの建築は日本だと何年か前に竣工した表参道のCOACHが有名ですね。

 

今回イタリアでOMA設計の建築を2箇所訪れて、ハートずきゅんいかれましたね。

もう、本当ずるいってぐらいかっこいいんですよ、セクシーで。

 

 

とりあえずFONDAZIONE PRADAって書いてるから間違いないだろってことで

ゲートから入ってみると、、、、早くも背筋が伸びる洗練された景色が。

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とりあえずまずチケットを買わねば。

チケット、チケット、チケット、、、、、、、、、、、、、、、、、、

どこだよチケット売り場!!!!!!笑

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そう、このFONDAZIONE PRADA、過去最強の「MAZE=迷路」美術館なのである。(個人的に)

10棟の建物で構成されているのですが、その洗練されすぎたデザイン故、経路案内・入り口案内なるものがほぼ皆無なのである。

なんならドアすら分からないレベル。笑 え、これ開くの?押すの?引くの?手動?みたいな感じで。過去から未来にタイムスリップした気分でしたわ。

夜だったからかなあ。それとも私がよっぽどアホなのか。

2、3回違う扉を開けて係員にチケット売り場を訪ね、ようやくたどり着いた。

 

 

いや辿り着いたっつっても、ここにもチケット売り場なんて書いてないですからね。

どんだけ不親切なんだよ。かっこよすぎるからいいけど。笑

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入り口がもうかっこいいですもんね。納まりが美しすぎて自動ドアに見えない。

しかもこれごとドーンと開きますからね。思わず一人で感嘆の声をあげてしまった。

んでまたゴールドのいれ方がたまりません。

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夜なのでわかりにくいですが、この建物、実は外装もゴールド!

しかも窓ガラス以外がすべて24金で覆われているピッカピカな建築なのです。

なんちゅーゴージャスな、、、、と思いきや、

実は普通に塗装したり大理石で仕上げるより24金で覆った方がお安くできたんだとか。そ、そうなのか?(レム・コールハース曰く)

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ようやくチケットを入手するも、この時点ですでに6時過ぎだった。閉館は19時。

ここから私の孤独な各棟のエントランス探しの戦いが始まるのである。笑

 

 

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写真大量にあるんですが、やっぱり夜だと伝わらないディテールもいっぱいあって悔しい!

今回は時間が足りず全部は回れなかったので、次は明るいうちにたどり着いてエントランスももっと素早く見つけてやる。笑

2回、出口側から入ってしまって係員さんに「そこ出口!!!」と言われてしまいました、、、何も書いてないのに知らんがな、、、。笑

 

 

レム・コールハースはこのプラダ美術館の改装についてのインタビューでこんなことを言ってました。 

 

We didn't work with contrast but on the contrary, we tried to create a situation where old and new can work very seamlessly together and are sometimes actually merged together so that you cannot tell at any one moment whether you are in a new or an old situation.

(対比ではなく相対性に着目し、新規部分と既存部分を溶け合わせて境目を無くすことで、現代にいるのか過去にいるのかわからなくような瞬間を生む空間を作りたかった。)

 

なるほど確かに、元蒸留所の空気を確実に残しつつ、現代アートの展示にふさわしい新しい感性を作り上げている、改修プロジェクトとして理想的な形だと思います。

実際立地的な部分もかなり効いていて、元蒸留所なだけあって周りが本当に殺伐としてるんです。

最寄りの地下鉄から歩く間、本当にこの先にあんのか、、、?と地図を何度も確認するぐらいプラダ感がない。笑

そこから現れる、ネオン文字のサイネージ。時空の隙間にでも入りこんだような気分になれる。

もう一言でいうととにかく最高にかっこよかった。

 

 

 

 

そしてこのプラダ美術館でもうひとつ楽しみにしていたものがあって。

館内にあるカフェ(Bar Luce)。

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こちらの内装は、ウェス・アンダーソンという有名な映画監督によるもの。

グランド・ブタペスト・ホテルとか、ムーンライズ・キングダムとか、ダージリン急行とかの監督ですね。

映画の中での色使いや小物使いにこだわりまくっていて、なんともいえない絵本のようなゆるさ、シンメトリーなカットを多用した超独特な世界観が魅力。

オープニングからエンディングクレジットまで徹底的に統一されたセンスに惚れ惚れしてしまう。

 

 

そんなウェス・アンダーソンが初の内装を手がけたとなれば行くしかない!ということでせっかくなのでお茶しました。

ちょっと暗いけど...映画観た人ならわかってくれるはず、このウェス感!超ウェスってますよね。笑

 

天井と壁紙はミラノの代表的スポットGalleria Vittorio Emanueleのデザインを抽出しているらしいですよ。

この溢れんばかりのウェス感にはテンションが上がったものの、正直インテリア的にはどうしても2D感が否めなくて、壁紙の効果はあまり感じられず。。。

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家具は1950年代のミラノの雰囲気を意識してデザインしたらしいです。

写真だとむちゃくちゃチープに見えるけどかわいかった。

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あと置いてあるゲームスタンドとかがいちいちウェス感出てて超かわいいんだ!

食べ物飲み物も高いけどウェスっててとてもかわいかったです。

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ウェスウェスしてご満悦。

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…あれ?写真?誰が撮ったん?ひとりやないん?ってなった人いるかもしれないですが

そうなんですよ。これね、stranger(=知らない人)が撮ったんです。

私が各棟のエントランスを血眼で探して歩き回っていたところ、ひとりの少年が話しかけてきて。

「あの棟どっから入るか知ってる?」「いや知らないっす」みたいな会話をして。

帰る前にカフェでお茶してたらご一緒されたというわけなんですが、ま〜うっとうしかったこいつが!!!(ごめん!)

いやスリでもなければ詐欺でもなく(ちゃんと警戒はしてましたが)、ハタチのいかにも女性経験なさそうな(独断アンド偏見)中国系オーストラリア人。

 

別にちょっとお茶するぐらいならギリギリなんとか我慢できるけど(それでも知らん人とわざわざお茶するの超苦痛)、この後私は夜の大聖堂を見に地下鉄に乗ってduomo駅まで移動したんですが、

自分も帰り一緒だからとなぜか地下鉄も隣に。「いや誰なんだよお前...」と心の中で思う私。笑

地下鉄duomo駅から階段を登るとね、目の前に圧倒的な美しさの大聖堂が現れるんですよ。それってもう大感動の瞬間で。

私が目をキラッキラさせて感動してると横で「うわあすごい綺麗!」との声。

お前まだおったんかい。笑

そんで大聖堂じゃなくその前にある巨大なクリスマスツリー(大聖堂にかぶるので邪魔だなと私が思ってたやつ)の写メ撮り出すし。

 

とりあえず美しい大聖堂を目の前に知らない奴に取り合っている暇はないし、そもそも彼に興味が一切湧いてもおらず、ひとり真剣に大聖堂を眺めてた。

そしたらね、ちょいちょい話しかけてくるんですよ。

ミラノに住んで1年経つらしいんですけど、今までそんなにじっくり大聖堂を見たことがなかったらしくて「こんなに綺麗だなんて気付かなかった」と。

知らんしいらんわその報告。笑 

 

なんか海外での運命的な出会い、みたいなやつと勘違いしてんのか、ひとり旅=寂しいっていう超絶余計なお世話な勘違いなのか、はたまた両方か。

こっちは本気で自分と建築の時間を味わいたいのに、1時間弱かなー、寒空の下、全然去る気配なくて。

「私じっくり見たいし、寒いし帰ったら?あとの人生いろいろグッドラック(適当)」

「あ、というかもうそろそろ、本当帰ったほうがいいんじゃない?」

「え、いつ帰んの?」

「もう帰れば?」

と最初はオブラートに包んでいた「去れ」宣告もノラリクラリとかわされ徐々に直球に。笑

それでも去らないので、最終的に、大聖堂を夢中で眺めて歩いていると見せかけてそっと隣のクリスマスマーケットの人混みにまぎれて撒きました。

人生で初めてだったなあ、人混みにまぎれて誰かを撒いたの。笑

 

 

 

映画やドラマみたいな、海外での運命的な出会いなんて、そうそうない。

そういうことです。笑

 

 

夜の部まで書き終わらなかったけど、一旦ここで締めます。

1日に時間かけすぎだよなあ、、、そして画像多すぎ?絞りきれないんですよねえ。

でも書いてると本当にその時間思い出して楽しい(アンドあいつ腹立つ)です。

 

今日はここで、おやすみなさい。